シアノンDWとゴッドハンド社510プライマー併用で修復する出隅破損

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出隅部分の破損修理

皆さんはこの画像のようになった壁の角部分の壊れはなんと呼びますか?

・出隅の破損・欠損

• 壁面コーナー部の剥離およびボードの抉(えぐ)れ

でしょうか。

これはホテルでは良く見る光景です。ゲストがコロコロを勢いよくぶつけてしまうのでしょう。

我々は良くこうした修理現場に出会し、一次対応を迫られます。

これはどう修理したら良いのでしょうか?

皆さんならどうしますか?

通常の方法

下記のパテ埋め方法でアプローチするのが通常だと思います。

最も綺麗に仕上がるはずです。

  1. 穴部分を綺麗に洗浄、型取り
  2. 2剤混合エポキシ+フィラーでパテを作り、穴埋め
  3. 乾燥後にヤスリ、サンドペーパーで成形
  4. 壁紙を被せて
  5. 終了

という工程に持ち込むのが一般的なのでしょうか。

時間の無い時の応急措置的な姑息処置

ところがです。

ホテル設備メンテナンス屋としての持ち時間はあまりありません。

潤沢に人がいるわけでもなく、日によっては次々と修理案件が舞い込んでくる中

でこうした出隅破損案件は素早く済ませなければならない状況に追い込まれることも少なくないのです。

ではどうするか?

このような場合はまず壁紙の破片があるかどうかで処置方法が選択できます。

今回の場合は幸い壁紙の破片がまだ壁にぶらーんとくっついている案件でしたので

シアノンDWと510プライマーの合わせ技で乗り切ることにしました。

つまり

  1. 剥がれた部分の中身のボードの破片を綺麗に掃除
  2. 穴の周りをメンディングテープで丁寧に覆って、周りの正常部分に影響が及ばないように手当する
  3. 先に510を少しずつスプレー
  4. その後、シアノンを少量反対側の合わせ面に付着させる
  5. そして両者をゆっくり、しっかりと接着させる
    指先を強力に押し当てると数秒から数十秒でカチンコチンに接着して、ビクリともしなくなります。
  6. 最後にウェスか何か布製のもので再度手のひらで上から押さえて終了。

今回の案件の場合、合わせ面が若干盛り上がってしまって、あまり綺麗に仕上がりませんでしたがもっと丁寧に合わせ面の形状をリサーチしてから接着すれば綺麗に仕上がるはずです。

シアノンDWと510プライマーの便利な合わせ技

この様にシアノンとプライマーをうまく組み合わせれば、非常に短時間で綺麗にしかもしっかりと出隅の破損やプラスティックの破損なんかはものの見事に修復・修理することが可能になります。

この組み合わせに於いてはシアノンとプライマーのどちらを先に対象物に塗布するのかが問題ですし、実際の現場でも迷うことがありますが特に注意がいらいない素材であれば、私の場合はプライマーが先、シアノンを後にして接着しています。

今回の素材は壁紙の中のタイガーボードでしたのでうまく接着してくれるのか最初は少し心配していましたが終わってみれば、プラスチック素材と変わらない程の接着力を発揮してくれていました。

残念なのは少し盛り上がってしまった所ですがこうした案件はこれからも増えてくると考えられますので次回以降はもっと丁寧に処理しようと思っています。

材料の特徴

シアノンDW

シアノンDWの特徴

  • シアノンは主に”建築の内装補修(壁紙や建具のキズ埋め)に特化した瞬間接着剤です。今回の壁の角の補修においては中々理にかなった選択だと言えます。
  • 通常の瞬間接着剤は透明ですが、DWは白色をしています。石膏ボードや白い壁紙の欠損部分に使用しても、補修跡が透けたり目立ったりしにくく、下地の色に馴染みやすいのが最大のメリットです。
  • 今回は壁紙の破片が残っていたため、そのまま接着の工程に進みましたが破片が無い場合はパテ埋めからはじめることになりますがその場合でも、シアノンはフィラーと混ぜるとゼリー状に近い状態になります、厚みを持たせて充填することが出来ます。

シアノンDWの代替品

シアノンの取扱店
  • シアノンDWはそもそもがアロンアルファと同一成分なのですが大量に入っていて安価なのが特徴です。比較的がんがん使えます。
  • 難点は量販店やヨドバシカメラ(私の大好きな)等での扱いがない事です。
  • amazonでは普通に取り扱っているのでそちらで購入すればいいだけの話なのですが実は特殊な事情でヨドバシカメラでの購入が前提となっているので辛いところです。
ヨドバシカメラでも扱っているシアノン代替品
  • それが冒頭の画像にあったゴッドハンドGH-510-INP 510 瞬間接着パテです。
  • シアノンよりは高いですがそれほど大きな差ではありません。
  • これをヨドバシカメラで購入して510プライマーと混合して使います。

510プライマー

特徴

  • 正式名称はゴッドハンド(GodHand) 510プライマー GH-510-PMR 瞬間接着剤用硬化スプレーといいます。
  • シアノアクリレート系の瞬間接着剤の硬化を促進するスプレーです。
  • アセトンを含んでいないので、プラスチックを痛めにくく、臭いも少ないのが特徴です。
  • 「ご使用前に缶を軽く振り、10~20cm離れた距離からスプレーしてください」との注意書きがあります。

取扱店

  • Amazonでもヨドバシカメラでもどちらでも取り扱いがあります。
  • ゴッドハンド GH-510-INP 510 瞬間接着パテとの相性が抜群のようです。

今回は時間がなかったためにシアノン系瞬間接着剤とプライマーを混合し、硬化速度を高めて修理を終えました。

仕上がりに不満が残った事例ですがこうした使い方が恒久的に出来る素材のご紹介でした。

困った修理案件が出てきたら是非思い出して欲しいテクニックです。

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