

購入までの経緯
3ヶ月ほど前から気になっていたVeto Pro PacのTECH-MCT。
ずっと購入を迷っていたのだが、2026年3月1日からのキャンペーンでMB2Bが付属するセットが登場し、ついに購入を決断した。
通常、定価で揃えると57,600円になる組み合わせだが、今回のキャンペーンセットは2つ併せて41,640円と非常にお得な設定だった。自分としてはMB2Bも手に入るし、非常にリーズナブルですし、Veto Pro Pacの人気を考えれば悪くない判断した。
カラーをBlackoutにした理由はシンプルで、とにかく見た目が好みだったからだ。マットブラックで統一されたスタイリッシュな外観は、現場に持ち込んでも不思議とテンションが上がる。工具バッグといえども、毎日使うものだから気に入ったデザインを選ぶのは正解だと思っている。


購入前の悩み|ツールボックスの視認性問題
これまではツールボックスに工具を収納していたのだが、使い勝手に長らくストレスを感じていた。
最大の問題は視認性の低さだ。ツールボックスの中に工具を寝かせて積み重ねると、当然ながら必要な工具を探すのに時間がかかる。
ホテルのメンテナンス現場ではとにかく時間がない。リミットは午後3時。
「あの工具はどこだ」と探している時間が積み重なり、作業効率に直結する。ホテルの営繕業務では、客室や設備室をまわりながら複数の作業をこなすことも多く、道具をすぐに取り出せるかどうかは地味に重要なポイントだ。
TECH-MCTのメリット
工具を立てる「収納」


工具が立てて整然と並ぶ前面コンパートメント。ドライバー・ペンチ・カッター類が一目で見渡せる
Veto Pro Pacシリーズ最大の特徴であり、TECH-MCTを選んだ決定的な理由がこれだ。工具をバッグの中で立てて収納できる設計になっている。
ドライバー、ペンチ、ニッパーといった工具が柄を上にして整然と並ぶので、パッと見ただけで何がどこにあるかがわかる。ツールボックスの時代とは視認性が段違いだ。「あの工具を取り出す」という動作が一瞬で完結するようになった。
実際に開けてみると、前面コンパートメントには電工ペンチ、圧着工具、カッター、ドライバー類がきれいに立てて収納されている。上部にはビット類を差せる細かいポケットが並んでおり、小さな工具も迷子にならない。さらに下部には独立したジッパーポケットがあり、書類や小物の収納にも対応している。
ハンドルを含む上部から見た前面コンパートメント。各ツールホルダーが立体的に配置されていることがよくわかる


メインコンパートメントの収納力


メインコンパートメントを開けた全体像。ペンチ類・ハンマー・ドライバーセットが立ち並び、下部には2層の独立ジッパーポケットが広がる
前面に加えて、メインコンパートメントにも驚くほどの工具が収納できる。写真のとおり、ペンチ各種(圧着・ニッパー・ラジオペンチ)、ハンマー、デジタルテスター、結束バンドのストック、各種ドライバーと、これだけの量が整然と立てて収まっている。
現在収納している工具は30〜40個前後。自分が所有する工具の約80%はこのバッグに入っていると思われる。
それだけの量を収納しながらも、取り出しやすさが損なわれないのはさすがだ。
外部アクセサリーとサイドの使い勝手

側面のDリングにカラビナを介してテープ類・小物を装着。よく使う消耗品を外側に吊るしておける
バッグ本体の側面には頑丈なDリングが装備されており、カラビナを使って小物や消耗品を外側に吊るすことができる。写真では養生テープ、マスキングテープ、ビットなどを取り付けており、頻繁に使うものはここに集約している。バッグを開けるまでもなくサッと取り出せるので便利だ。

反対側の側面。Dリングにセキュリティロックワイヤーを装着。サイドポケットには下地探しが収めている
反対側の側面にも同様のDリングとサイドポケットがある。ペン型のマーカーをさっと差しておけるポケットが外側についており、書き込みが必要な現場作業でも手が止まらない。
現場での機動性が大幅アップ

上部ハンドルを掴んで片手持ちできるコンパクトさ。工具が満載でもバッグの形状はしっかり保持される
ホテルの設備管理・営繕業務では、フロアをまたいだ移動が頻繁に発生する。エレベーターを使いながら高層階・低層階を行き来するシーンで、このバッグの携帯性の高さが光る。
写真を見ると、工具を満載にした状態でもバッグが型崩れせず、ハンドルで片手持ちできる形状を保っているのがわかる。さらに堅牢なショルダーベルトが付属しているため、肩にかけることもできる。ショルダーがけにすれば両手が空くので、もう一方の手に別の荷材や部品を持ちながら移動できる。これが思った以上に実用的で、毎日の業務をラクにしてくれる機能だ。
また、職場に置きっぱなしにしているが、バッグ自体がコンパクトにまとまるため場所を取らないのも助かっている。
M2Bとの連結が大きな購入動機
実はTECH-MCTを選んだ理由のひとつに、MB2Bとの連結機能がある。
すでにM2Bを所有していたのだが、Veto Pro Pacのバッグ同士は専用のコネクションシステムで横に接続できる設計になっている。TECH-MCTの横にM2Bを繋げることで、収納量を大幅に拡張できる。重量は増すが、作業の規模に応じてM2Bを連結するかどうかを選べるので、普段はTECH-MCT単体で軽快に動き、大がかりな作業の日はフル装備で臨む、という使い分けができる。
正直なデメリット
良いことばかり書いてもフェアではないので、デメリットも正直に記しておく。
① バッグ自体が重い
生地が非常に厚く頑丈なので、バッグ単体でも3kgとそれなりの重量がある。
工具を満載にすると、長距離の移動では肩への負担を感じるかもしれない。
ただし、これはVeto Pro Pac全般に言えることで、「頑丈さ」と「重さ」はトレードオフだと割り切っている。
② かさばるものは入らない
工具を立てて収納する構造上、大型の電動ドリルなど嵩張るものはそのままでは収納できない。ただし、中のインナーパネルを取り外すことでカスタマイズが可能になり、電動ドライバー等も入れられるようになる。用途に合わせて内部構造を変えられるのは、さすがプロ向けバッグといった設計思想だ。

これはBULK STORAGE PANELだ
まとめ
Veto Pro Pac TECH-MCT Blackoutは、「工具の視認性を上げたい」「現場での機動性を高めたい」というニーズにしっかり応えてくれるバッグだ。
生地の頑丈さはツールボックスを超えており、多少荒く扱っても全くびくともしない耐久性がある。Veto Pro Pacの他のバッグにも共通して言えることだが、作りのクオリティは価格に見合っている。
キャンペーンを活用してMB2Bとのセットで購入し、Blackoutを手に入れたわけだが、結果的には大満足の買い物になった。
ホテルの営繕現場での日々の使い勝手が明らかに向上している。
今後の実際の使用感についても、引き続きレポートしていきたい。
※本記事は実際の使用感に基づく個人的なレビューです。価格は購入時点のものであり、変動する場合があります。
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